八千代鮨

八千代鮨は昭和32年に創業しました 神楽坂本多横丁で頑固に江戸の味を守っています

TEL.03-3260-6389

〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-1

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#三陸一人旅

ブログ

東北に行ってきました

今年もお盆休みを利用して東北に行ってきました。

野蒜駅

ここは「震災復興メモリアルパーク」として整備されていました。
駅舎とプラットホームが保存されています。

最後の写真は高台に移設された野蒜駅の新駅舎です。
実は最初にナビに案内されたのはこちらでした。ここから「旧野蒜駅」を検索し直し、目的にに到着しましたが、駅舎も駅周辺も周辺道路もキレイに整備されて、被災当時の面影は無くなっています。


以下の場所は、いずれも8年が経過してきれいに整地されています。
しかし写真やジオラマを見ると、震災前には街があったことがわかります。
模型や写真と現在の状況を見比べると言葉を失います。

日和山公園

がんばろう!石巻

大川小学校


ブライダルパレス高野会館

こちらは初めて訪れました。めずらしい民間震災遺構で、327人と犬2匹の命を救った建物として保存されています。


石巻魚市場

こちらは石巻の地方卸売市場として再整備されました。


陸前高田

かさ上げ地区の中心地は、ショッピングモールの「アバッセ高田」を中心にして店舗や飲食店の入居が建ち始めました。大規模な建設も着々と進んでいるようです。

JR陸前高田駅は鉄道では無くバスターミナルとして整備されました。

しかし、周辺の住宅地は入居が進まず、未だ広大な空き地が広がっています。


鶴亀鮨

さて、目的地の「鶴亀鮨」さんです。お盆の時期で忙しく働いていました。今年もナイアガラで祝福されて感激です!
ごちそうさまでした。また遊びに来ます。


広田湾

台風10号の接近により天気も良くなく、時間も遅かったのでイシカゲ貝(石垣貝)の生産者さんたちは居ませんでした。今年もおいしい貝をありがとうございます。


ペンション七ツ森family

今年は初の試みで猪苗代湖近くのペンションに泊まります。実は、ペンションのオーナーとは小学校の同級生で、よく遊びました。しかも合うのは卒業以来で、ほぼ半世紀ぶりになります!!

SNSのお陰でお互いの近況はよく知っていたためか、すぐに懐かしい話に花が咲き、寝たのは2時を回っていました!!
おいしい料理と昔話につきあって頂きありがとうございました。また遊びに行きます(^.^)/~~~

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カテゴリー:ブログ, 旅行記| タグ:#三陸一人旅
作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2019年8月16日

陸前高田の「つるかめ鮨」さんが新装開店しました

陸前高田 嵩上げ地区の中心地に「つるかめ鮨」さんの本設店舗が開店したので、親父さんと息子さんに会いに行ってきました。
7年半の間に仮設店舗を2軒代わって、ようやくここに本設店舗を構えることになったそうです。場所は、嵩上げ地区の中核となる大型商業施設「アバッセたかた」のすぐ隣になります。

当日は予約のみの貸切営業でしたが、遠方より開店を祝うお客様がひっきりなしに来店して、仕込み場は戦場の様相を呈していました。呑気に飲んでいる状況ではなくチョットだけお手伝いをさせていただきました。

つるかめ鮨の皆さんお邪魔しました。お元気そうで何よりですが、くれぐれもご自愛下さい。

皆さん近くにお越しの際はぜひ遊びに来て下さい。

〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字大町50
☎0192-54-2998

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今回の目的はつるかめ鮨さんのお顔を見ることでしたが、三陸に来るとどうしても素通りができない場所が何カ所が有ります。

その1:広田湾のイシカゲ貝の生産者さん

 

ちょうど作業の最中で組合長の熊谷さんもいらっしゃいました。

貝の選別をしていると稚貝が出てきます。小さいうちからとても元気で、手の上にのせていると逃げようと暴れ出します。砂の中に潜っていないと落ち着かない習性とのことでした。ただ、好みの深さがあるようで、人が砂に埋めると窒息してしまうという何ともデリケートな面もあるようです。もともとここ広田湾に野生で生息しているそうで、底の砂をすくうとイシカゲ貝がいるそうです。
最初はトリ貝の養殖を目指していましたが、うまく育たず夏を越せなかったそうですが、その中から見慣れない小さな貝を発見して調べたところエゾイシカゲ貝の稚貝であることがわかり、この貝の養殖を手がけることになったのだそうです。もともと広田湾に生息しているので、環境が適していて現在に至ったということです。

養殖用のカゴにはにはビッシリとムール貝が住み着いています。「ムール貝も養殖するのですか?」と聞くと「こいつらは厄介者だ!」とのことでした。とても手のかかる貝で出荷しない時期も選別などの作業があり、年間で10ヶ月程度貝の世話をしているそうです。そして2年で出荷できる大きさに育つとのことでした。今年は10月中旬頃まで出荷する予定とのことです。

その2:石巻・女川

石巻の象徴的な看板のある場所です。

この一帯は公園として整備が進められていて、この看板の場所も来る度に場所が変わっています。
模型を見ると、この場所にはたくさんの家があったことが分かります。最初に来たときは、家などのがれきはキレイに片づいていて広大な空き地でしたが、足下を見ると家の基礎が残っていて、かつてここに家が建っていたことがわかりました。

 

旧大川小学校跡地です。

無残な校舎が津波の爪痕を残していますが、まわりは広大な空き地になっています。ところがここもジオラマを見ると、かつてはまわりには住宅が建ち並び賑やかな町で会ったことがわかります。現在の風景を見ると、河口からも4Km近くあり、こんな穏やかな川が町を飲み込むとは想像できません。

日和山公園です。

震災後3年目のゴールデンウィークに初めて訪れた場所です。この時にはがれきが片づいた後であったため、TV等で見ていた景色と違い拍子抜けするぐらいキレイな空き地が広がっていました。ところが公園の柵にある、かつての街並みの写真を見て衝撃を受けました。また、1人のおじいさんが観光客に震災当時の状況を語っていて、この時に津波の本当の怖さを教わりました。それまではニュース等で分かっているつもりでしたが、現地に来て被災された方の話を聞いて皮膚感覚で地震の怖さを理解したように感じました。これまでは,観光で被災地に訪れると『迷惑にならないかな?』という思いもあって、なかなか足が向かなかったのですが、この時『話を聞いてほしい被災者がいるのでは?』という思いがして、以後 三陸に来るようになったきっかけの場所でもあります。

女川です。

ここに初めて来たときは、ニュース映像で見たとおりにビルが横倒しになったままになっていました。実際の津波の怖さを初めて目の当たりにした場所になります。この町もまわりでは復旧工事が進められていますが、中心施設は早々にオープンしました。この町は高い防潮堤を作らず、海と共存することを選択しました。そのため、どこからでも海が見えるように設計されていて『いざとなったら高台に逃げる』という復興計画をした数少ない町です。

被災地を自動車で走ると据え付け型のカーナビは役に立たないことが多くあります。復興が進み頻繁に道路が付け替えられるためです。そのため、スマホのカーナビが活躍します。こちらは地図の更新が素早く新しい道もナビゲートしてくれるからです。ところが今回はスマホナビも役に立たない場所が複数ありました。車で走っていても、かつて無いほど、実際に作業している工事現場や作業用の車両も見ました。2020年に復興予算が打ち切られるという話も聞くので、作業が急ピッチになっているのかもしれません。大型商業施設も各地でオープンしています。

これからもアクセルを踏める間は三陸に行こうと思っています。

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カテゴリー:ブログ, 旅行記| タグ:#イシカゲ貝, #三陸一人旅, #石垣貝
作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2018年9月19日

東北一人旅 H30春 最終日 (H30.5.2)

名残惜しいのですが、今日は東京に帰ります。

途中、広田湾のイシカゲ貝を見に行きました。今年は6月20日頃から出荷される予定だそうです。

 
陸前高田の震災遺構と復興まちづくり資料館(以下震災関連についてはコメントを差し控えさせて頂きます)


大川小学校跡地


女川駅前とシーバルピア女川
女川は他の町と違い、防潮堤は必要最低限しか整備していません。駅やショッピングモールからは海が見えるように整備され、住宅地は高台に移転されました。どこからでも海が見えるように整備することにより、海の異変をいち早く発見できるようにして海と共存する復興を選択しました。


「がんばろう!石巻」の看板と日和山公園
ここは2014年3月に初めて訪れた場所です。今回で5回目になります。石巻の看板は移設されて、この一帯は公園整備されています。

ここから東京へは常磐道を使って帰りますが、途中、南相馬SAから広野ICは国道6号におりました。これは去年に続いて2回目ですが、この区間はバイク・歩行者は通行禁止になっています。浪江町以北と富岡町以南のコンビニは営業しています。


双葉町から大熊町にかけてのドライビングレコーダーの画像。未だ7年前と何も変わっていません。

というわけで、東京に帰ってきました。茨城県に入った辺りから雨が降り出してきましたが、概ね良い天気にも恵まれて渋滞に巻き込まれることも無く快適な旅でした。

本日の走行距離:545Km 総走行距離:1,870Km

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2018年5月5日

東北一人旅 H30春 3日目 (H30.5.1)

本日もなぜか起きてしまったので、えぼし荘からの日の出でスタートです。
昨夜のグーグル先生との協議で今日の目的地は陸前高田です。

最初の経由地は「田老」です。「道の駅 たろう」は4月にオープンしたばかりの新しい施設です。
道の駅のすぐ近くに「震災遺構 たろう観光ホテル」があります。その近くには漁協の製氷貯氷施設があり、津波到達点プレートになっています。港を挟んだ向かいには、かつて万里の長城に喩えられた防潮堤の一部が震災遺構として残り、新たな防潮堤の整備が進んでいます。
毎回 田老を通ると訪問していますが、実際に見ると色々な思いが湧いてきます。なんと言っても陳腐になりますので、コメントは差し控えます。

大船渡では、少し寄り道して「不動滝」に立ち寄りました。なんとカーナビが案内してくれない観光地でした。しかも観光客を拒絶しているような場所でした。
その後、碁石岬に立ち寄り、大船渡温泉で休憩です。

「アバッセたかた」に立ち寄りました。昨年、嵩上げ地区の中心地にできた大型複合施設です。とてつもなく広大な範囲を嵩上げして中心部はほぼ完成していますが、まちづくりはまだこれからのようです。

色々な意見があると思いますが、莫大な国費を投入してこれだけ大規模な嵩上げ事業をした場所は他に無いと思います。海沿いを走ってきて見たのは、7年たった今でも多くの町は防潮堤の建設途中でした。ところが、陸前高田には海沿いの広大で安全な土地がすでに完成しています。また、地理的にも東北の大都市である仙台・盛岡のほぼ中央に位置していて、今後 商業・物流の拠点となる可能性を感じました。三陸自動車道の整備も進んでいて、広田湾は海運の拠点にもなりそうです。Amazon・コンビニ・宅配便等の物流拠点または、大企業の東北支社・・・折角造った土地です。有効に利用されて行かれることをお祈りいたします。

 

で、本日の目的地 毎度お世話になっている「鶴亀鮨」さんに到着しました。予約で忙しいため暖簾も出せず「準備中」のままなのに、次から次へと全国からお客様がご来店です。さすがです!オヤジさんの人柄ですね。「味と人情」の看板に偽りはありません。

お店のある仮設の「未来商店街」は、本来今年の1月で閉鎖される予定でしたが延長され、9月でほんとうに閉鎖されるそうです。しかし、融資などの事情により未だ嵩上げ地への移転の目途が立っていないのが現状なのだそうです。色々と考えさせられることの多い1日でした。

本日の走行距離:233Km

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2018年5月5日

東北一人旅 H30春 2日目 (H30.4.30)

2日目は大間崎の日の出からスタートです。なぜか目覚めてしまいました。

今回の帰路はなるべく高速道路を使わず、海沿いを南下していくこととしました。昨夜、グーグル先生と協議の結果、久慈を目指すことにしました。

 

まずは、日本三大霊山の一つ「恐山」。今日も青森県とは思えない暖かさでしたが、途中の山道には雪が残っていました。この日は特別な暖かさでったのでしょう。
次は、六ヶ所村原燃PRセンター。この手の施設はどこもPRする気が・・・
続いて、階上(はしかみ)海岸。青森県で一番早く朝日が昇る場所です。180度以上に太平洋が望めます。
お昼には知人の紹介で「磯料理 喜利屋」さんに立ち寄りました。注文したのは「ダイバー定食」と「いちご煮」。決め手は、名前から内容が想像つかないこと?大変美味しかったです。ごちそうさまでした!

 

久慈の駅前は改修工事中でした。
小袖海岸。皆さんご存じ「あまちゃん」の聖地ですが、時間が遅かった(午後4時半頃)せいか、観光客は一人もいませんでした。
今日の宿は「えぼし荘」にしました。太平洋を一望できる国民宿舎ということが決め手になりました。

本日の走行距離:267Km

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2018年5月5日

東北一人旅 H30春 1日目 (H30.4.29)

今年の東北一人旅は、GWに長期休暇をいただき、「大間」を目指すことにしました。
マグロの代名詞でもある大間には一度行ってみたかったのと、今まで青森県には足を踏み入れたことが無かったのが大きな理由です。

仕事が終わった後そのまま出発するか、翌日の朝ゆっくりと出発するのか・・・毎回悩むのですが、現在の道路情報と渋滞予測をチェックしたところ、今回は深夜に出発した方が良さそうであると判断しました。
後は体調と相談して「SAで仮眠を取れば良い!」という気持ちで北を目指します。

阿武隈PA
阿武隈PA → 前沢SA → 道の駅 おがわら湖 → 下北名産センター

出発前には石巻から久慈のあたりで1泊するつもりでいましたが、予想以上に順調に走れたので、大間で宿を取ることにして一路大間崎を目指します。


無事に昼過ぎに大間崎に到着しました。

本州の最北端にいることを忘れさせるほど穏やかで暖かい日でした。ただし朝晩は強い風が吹くことが多いそうです。上の海鳥が写っている写真の灯台がある島が「弁天島」と言いますが、その後ろにうっすらと函館が見えています。
隣の大間漁港に行くと、ほとんどがイカ釣り漁船でした。この時期はマグロ漁船はいないようです。


本日の宿は海峡荘新館です。ちなみに自分の部屋は「ぶりの間」でした。

夕食は宿名物のマグロを中心とした海鮮です。群馬から来たというバイクの一人旅の方と色々と話をしました。新潟港から日本海をフェリーで北上してきたそうです。「次回はフェリーも有りかな?」・・・などともう次回の計画を考えながら、お互いの旅の安全を願いつつお開きとなりました。

部屋に戻り、グーグル先生に明日の旅程を相談しながら早めの就寝です。

本日の走行距離:825Km

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2018年5月5日

臨時休業のお知らせ(H30.5/1~2)

毎度ありがとうございます。

誠に勝手ながら5月1日(火)・2日(水)の両日を臨時休業させて頂きます。

5月7日(月)よりリフレッシュして営業いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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カテゴリー:お知らせ| タグ:#三陸一人旅
作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2018年4月28日

三陸一人旅2017夏 まとめ

今回の旅は久慈と陸前高田をゆっくりと楽しんできました。今回で4年目で通算6回目となりましたが、今までの訪問も含めた雑感をまとめてみました。

★久慈(含む小袖海岸) 今回で5回訪問しました。
・初めて訪れたのは14年5月で、あまちゃん(13年4月~9月放映)ブームのすごさで小袖海岸は大混雑でした。もちろん私もあまちゃん目当てでした。

当然、全線開通した三陸鉄道 北リアス線も山手線並みの大混雑で、臨時列車の増発や通常1両編成で運行しているのを増設していました。

小袖海岸は震災の影響もあってマイカー規制されていて、バスで行きました。バスは土日休日は1日1往復のところ、30分に1本と大増発していました。

しかし駅前は拍子抜けするぐらい人影はまばらでした。
 

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・15年5月 2回目の訪問ですが、あまちゃんブームはまだ続いていました。
   
マイカー規制は解除されて小袖海岸まで車で行けるようになりました。3代目の海女センターも新設されて、観光の拠点になっていました。例の灯台は立ち入り禁止となっていました。

しかし駅前は相変わらずの状況です。東京だとブームに乗った屋台が出て観光客相手の商売をすると思いますが、東北人らしい慎ましさなのかブームに対する戸惑いさえ感じます。

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・16年5月 いきなりブームは去っていました。

・17年4月 状況は前回と変わりありませんが、そのおかげで16.5にはウニ弁当を、今回はウニ丼にありつけました。

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・17年8月 今回は初めて夏の訪問になったのでですが、ウニ漁の素潜り実演もあり 雨の降る寒い中でも、前回17年4月よりは小袖海岸の人出はありました。

ただし北リアス線は往復とも全員が座れる程度のお客さんでした。
(一部鉄道ファンの方は運転席後ろに立っていました)

久慈駅~小袖海岸行きのバスの臨時増便も終わってしまい小袖海岸のアクセスがなく、マイカー規制も解除されたので、三陸鉄道のメリットが無くなってしまったのも要因だと思いました。

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★陸前高田

・最初は15年5月に久慈から石巻に向かう途中、折角なので高速道を使わず海岸線を南下していたところ、奇妙な光景を見たのが切っ掛けでした。

町全体がセメント工場になったような巨大なコンベアーが張り巡らされていて、後に陸前高田だったことがわかりました。
このコンベアーは山を切り崩して、その土を嵩上げする場所まで運搬するためのものであったことを後に知りました。嵩上げする面積は広大な広さがあります。

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・次に訪れたのは、翌16年5月でした。久慈から石巻に向かう途中の休憩所で宿を探していたところ、たまたま陸前高田に空室がありお世話になることになりました。
巨大なベルトコンベアーはすべて撤去されていました。

その宿は素泊まりしか無く近くで食事ができるところを紹介してもらったところ、鶴亀鮨さんを含む数店舗を探してもらい向かいました。

鶴亀鮨さんのことはたまたまテレビで見ていましたが、違わぬ歓迎をされました。

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・次は今年の4月に東京から久慈に向かう途中に、たまたま陸前高田に宿を取ったのですが時間が合わず鶴亀鮨さんには立ち寄れませんでした。
(この時、宮古から北リアス線で久慈に向かう予定でしたが、時間に間に合わず乗れなかったのでした。そのため今回は宮古に宿を取りました。)

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・今回17年8月は宮古から帰宅の途中で、前回素通りしてしまった鶴亀鮨さんで昼食を取ろうとしたのが切っ掛けでした。
 

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震災後、三陸には3年前に初めて訪れたのですが、切っ掛けは鮨屋として以前から三陸の魚にはお世話になっており、自分の目で見てみたいという思いでした。

これまで三陸には6回しか訪問しておらず、車で通過するだけの場所の方が多いのですが、石巻~久慈間でも300Kmあります。
被災地域は福島県もありますが、いまだ立入禁止箇所が多く国道6号線で素通りするのが精一杯な状況です。
福島~岩手の海岸線は500Km以上に及びその間に無数の漁港や町があります。1つとして同じ町は無くそれぞれの事情は異なります。

震災から6年が経過して基礎となる工事は概ね終了したように見受けられます。それぞれの町によって復興の考え方は大きく異なります。
・石巻は巨大な防潮堤を築く。
・女川は逆に堤防を築かず海がどこからでも見えるようにして、住居は高台に移転する。
・陸前高田は嵩上げをして、そこに新しい町を築く。
また三陸道を高台に通して防災・復興の大動脈を確保する・・・やっと土台となる工事が各地で終わってきたのかなと思います。

しかし、これから復興の大事な事業が始まります。現在、仮設住宅や仮設商店街で生活してきた場所を、整備が終わった場所に再移転しなくてはならないのです。
それには精神的・身体的・経済的負担が大きいことは想像するにあまりあります。

少し話がずれますが、被災した建物等を震災遺構として残したことにも、今となっては正解だったのか?悩んでいるようです。
被災直後は心情的にも後世に語り継ぐために震災遺構として保存する気持ちは理解できます。
しかし時間がたち現実の生活を第一に考えられるようになると、極めて重い資産になっているようです。
自分も三陸を訪れる度に各地の震災遺構に手を合わせてきました。しかし面白半分に行くのは不謹慎に思い、次第に足が向かなくなった施設もあります。
観光客誘致には極めて難しい問題となることも考えられます。
不謹慎ですが、遺構のそばに大型駐車場や道路を整備し、土産物店や休憩場・防災知識の啓蒙施設・町の情報館・・・を作るぐらいしないと町のためにはなりません。
しかし震災遺構はあまりにも心情的に重たく、観光客誘致の起爆剤になるか疑問ではあります。
すべての遺構は崩壊を防ぐために補修工事も完了し、半永久的に津波の恐ろしさを留めていくことになると思います。今となっては物理的にも心情的にも整理できなくなっています。

そんな中で、陸前高田の「奇跡の一本松」は前向きな象徴でとても良いと思います。この松も手入れする人がいないので、当初10年しか保存しないことが決まっていましたが、町の人の働きかけで保存が延長されることになり、大変うれしいことだと思います。

三陸では多くの人から話を伺えました。そっとしていてほしい人も多くいると思いますが、話してみると「語りたいのかな?」と思うことも多々ありました。それぞれの被災経験を「誰かに聞いてもらいたい!」と思っている人もたくさんいるようです。メディアを通さない生の声は心に残りました。
初めは何気ない思いつきで始まった三陸一人旅ですが、目的を決めずに無計画で出発しても、タブレットとカーナビがあれば何処へでも行ける時代になりました。非効率なルートを通ることも多々ありますが、そこには様々な出会いがありました。逆に綿密な計画をしてイメージを持って出かけると裏切られることになり、こんなに続かなかったのかもしれません。
同情するのでは無く、三陸が楽しいから行く。これからも、たくさんの出会いを楽しみにしています。

とは言うものの、交代のドライバーがいた方が休憩やルート検索・話し相手等の面で良いと思いますよ。ちなみに私は録音したラジオ番組を聴きながらニヤニヤしていました。

三陸一人旅(最終日) イシカゲ貝 撮ったど~っ!

三陸一人旅(三日目) 陸前高田での再会

三陸一人旅(二日目) あまちゃんに会いに来ました

三陸一人旅(一日目) とにかく宮古まで (2017.8.13)

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2017年8月16日

三陸一人旅(最終日) イシカゲ貝 撮ったど~っ!

思わぬ展開で「イシカゲ貝」の生産者とお会いできることとなり、予定外の長期滞在となってしまいましたが、本日が本当に最終日となりました。
少し興奮していたのか 昨夜は寝付けず、早朝に約束なので貫徹に近い状態で朝を迎えてしまいました。

鶴亀鮨のご主人と予定の時間に港に行くと、生産組合の組合長の熊谷さんと息子さんが出港の準備をしていました。準備の忙しい中お話を伺えました。

すると今回お約束をしていた小泉さんの船が戻ってきました。入れ替わりに熊谷さんが収獲に向かいます。

家族総出で水揚げ作業です。

船から貝を降ろし~フルイで砂を落とす~選別~目方を量り小分けに袋詰め~1晩砂抜き
テキパキと作業していきます。1回で250Kg程度収獲され、1日で1.5トン程度出荷しているのことでした。
収獲してきた貝は黒いシミがついているのですが、砂抜きすると貝もキレイになるそうです。

小泉さんがイシカゲ貝を陸前高田に定着させた立役者です。

イシカゲ貝は収獲までに2年の歳月がかかるそうです。天然の稚貝をここで採取して養殖場所の海に吊し、何回か選別をしたりと大変手がかかるそうです。
養殖が定着するまでには試行錯誤の繰り返しだったとのことです。定着する以前には、赤貝やトリ貝など様々なものを試したそうですが、トリ貝の養殖を試した中に偶々入っていたイシカゲ貝の稚貝を試してみたのが切っ掛けになったとのことです。
ちなみに、築地では「石垣貝」で通っているこの貝を以前は陸前高田でも「イシガキ」や「白トリ貝」と呼んで色の悪いトリ貝として人気がなかったそうです。
確かに、築地では震災直後に代用品で韓国産の冷凍や天然物も入荷がありましたが、色も身も薄いので使いませんでした。

2014年から始めた三陸一人旅も今回で6回目となりましたが、今回は偶然の成り行きで大変実り多いものとなりました。
まだしばらく続きそうです。皆さん忙しいところありがとうございました。また伺いますが、遊んでください。

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カテゴリー:ブログ, 旅行記| タグ:#三陸一人旅
作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2017年8月14日

三陸一人旅(三日目) 陸前高田での再会

今日は帰宅の日。名残惜しいですが海岸線を南下しながら、東京を目指します。途中、今まで訪れていた場所などにも立ち寄りながら、ゆっくり帰る予定です。

三陸道の整備もだいぶ進んできましたが、まだ部分開業です。三陸道の松島以北は無料で通れます。
でも、ナビは案内してくれないので標識だけが頼りです。
車からの眺めでの感想は、被災6年となり、復興が足踏みしているように思えました。
昨年との変化があまり感じ取れないのです。
この理由は後になって分かるのですが。

陸前高田に差し掛かるのはお昼過ぎだとナビ君が教えてくれたので、
昨年訪れた「鶴亀鮨」さんで昼食とする事とし向かいました。
鶴亀鮨さんに着くと暖簾が出てなく「休みか(>_<)」と思いました。
仕込み場の扉が開いていたので、挨拶だけと思い「お休みですか?」と声かけしたところ
「やってますよ!」の声がしました。
 

覚えているかな?と、恐る恐る入ると「あれ!神楽坂の八千代鮨さんだよね!」の声。
昨年1回しか来てないのになぜ?とうれしく思っていると「昨日、東京に電話したのに出なかったよね!」
と追い打ちをかける御言葉!!
続けて「雑誌に出てたでしょ!だから迷惑かなと思ったんだけど思い切って電話したんだよ」
(ちなみに、相手のセリフは東京弁に変換しています)

いっぺんに色々と話されて説明して頂いたのですが要約すると
某漫画誌に「イシカゲ貝」が出ているのを、ある北海道の人が見つけた
→その人が陸前高田の漁師に伝えた
→その漁師が鮨屋に来て大将に雑誌を見せた
→大将がそこに出ている東京の鮨屋は俺の友人だ!と言う
→じゃあ証拠を見せろと言うことで東京に電話した・・・というワケでした。
これも東京弁に翻訳していますが、大将の説明と一部相違があるかもしれません。

大将からは「イシカゲ貝」を宣伝してくれてありがとう!と言われてこちらが恐縮する次第でした。
いろいろと話をしていたところ、ヒョンな事からイシカゲ貝の生産者さんと連絡を取っていただき、明朝の水揚げを見せてもらえることになってなってしまいました。

なので、急きょ陸前高田にもう1泊する事になりました。ところが宿を探すもどこも満室か休業で困っていると、「うちに泊まっていけば?」との御言葉を頂き、厚かましくもお世話になることになりました。

左の写真は何とか鮫の心臓とか。鮮度も良く臭みがなく美味しく頂きました。
 

今年でこの仮説商店街の閉鎖が決定していて、この店も来年には、かさ上げした新しい商業地に移転する予定です。
しかし様々な理由で悩んでいるようです。

被災された市町村が復興を目指して計画をして工事を進めて来ましたが、6年が経過し事業が大詰めを向かえると現実が待ちかまえています。
金銭面でも既に大きな借金をしている上にまた借金をして返していけるのか?
そもそもお客さんや他の商店も戻ってくるのか?
自分の店だけが戻っただけでは商店街はできません。そもそもお客さんとなる住宅地にも戻ってくれないと商店の営業は成り立ちません。
被災地を見に来る観光客頼みでは永続的な経営は成り立ちません。・・・・・

これが先程感じた復興の足踏み感の一部なのかもしれないと思いました。

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カテゴリー:ブログ, 旅行記| タグ:#三陸一人旅
作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2017年8月14日

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