みなさんニュースなどでご存じでしょうが、2018年10月6日(土)をもって築地市場が終了しました。
そんな中最後の築地での仕入れに行ってきました。
場内の飲食店街が入っているところは、どこも行列が出来ていました。売り切れなのか、引っ越し準備なのか分かりませんが、9時前には早々に店じまいしている店舗も多数ありました。
場内は観光客でごった返していますが、暮れの買い出しほどの混雑ではありません。実は実質的なセリは前日で終了しています。今日の魚は木・金曜日に事前注文しないと買えません。
ニュースでも最後のセリの様子が流れていましたが、マスコミ撮影の意味合いが強かったのではないでしょうか・・・
最後に記念撮影です。さよならとは言いません。合い言葉は「じゃあ、向こうで!」
もっとセンチメンタルな気持ちになると思っていましたが、築地の人たちは業務が終了次第引っ越し作業に取りかかり、10月11日には豊洲で営業を開始しなければなりません。最初のうちは混乱するでしょう。慣れた頃には暮れの繁忙期を迎えます。おそらく実感が湧くのはお正月以降なのではないでしょうか・・・
自分は、豊洲新市場に反対も賛成もしていません。どちらかと言えば新市場に期待をして楽しみにしています。
八千代鮨は創業以来60年に渡って築地にお世話になり育てていただいてきました。それは、築地を愛してたとともにこの仲買さんたちを信頼してきたからです。
その仲買さん達がそろって豊洲に引っ越します。なので、10月11日より豊洲に仕入れに行きます。
ある仲買さんがこんなことを言ってます。白か黒かではなく、不安と期待の入り交じった気持ちなのではないでしょうか。初めのうちは使い勝手が悪く問題もあるでしょうが、「俺たちが何とかする!」と言う仲買さん達を信頼して豊洲に仕入れに行きます。
色々と問題点が出てきている新市場ですが、衛生面では今よりも格段に良くなると信じています。こんな人たちの努力と期待を裏切らないで下さい。
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