八千代鮨

八千代鮨は昭和32年に創業しました 神楽坂本多横丁で頑固に江戸の味を守っています

TEL.03-3260-6389

〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-1

豊洲新市場

豊洲市場を「見学」してきました!

初めて豊洲市場を「見学」しました。観光客気分で豊洲市場に来るのは初体験です。なんか遠足のようなワクワクした気分です。

毎日通う豊洲市場ですが、開場以来必要なところを買い回りするするだけでした。TV等で紹介されている見学者コースは開場前に習熟訓練と称する「下見」(9月某日)で行ったのみ、開場後は私自身初体験です。下見では、青果棟(ヤッチャ場)は品物が並んでいない市場を見学者通路から見下ろしたのみ。卸売場棟(セリ場)はこちらも魚が無い時に1階のターレ通路から入ったのみで、あまりの寒さに5分で出てきてしまいました。豊洲グルメは開場前は営業して無く、開場後は連日の大行列で近寄りもしていませんでした(^_^)


まずは、ヤッチャ場の見学コースです。ここは下見で来ましたが、多くの観光客と一緒に入るのは初めてです。また、店舗やセリ場には多くの青果が並んでいるのも見るのは初めてで、さすがに圧巻でした。


ここまで来たら、ヤッチャ場の知り合いに会いに行きたくなり、市場内に潜入してきました。通常は一般の方は立入禁止エリアです。市場内はターレが優先で(ボヤボヤ歩いて)ターレの邪魔をしたら(昔は)怒鳴られました。自分の身は自分で守り、自己責任でお願いします。
ヤッチャ場はとても広く働きやすい作りになっていました。青果の関係者は豊洲移転に積極的で、計画段階より議論を重ね、自分たちの要望を設計に盛り込んだと聞きます。そのためこの様な立派な施設が出来上がったのだと改めて実感しました。豊洲というと魚ばかりが取り上げられていますが、ヤッチャ場もドンドン取り上げられると良いと思いました。


ここも初潜入の卸売場棟(セリ場)の見学コースです。大体のセリは6時頃までに終わってしまうので、セリを見たい場合はもっと早い時間に来ないと見学できません。(この写真の時間は9時過ぎです)ゆりかもめの始発は5:30頃なので早朝に来ることをお薦めします。


こちらは毎日来ている仲卸売場棟(魚屋)の見学通路です。正直に言って生のターレに触れる以外にお薦めはありません。ただ、鰹節・お茶・海苔などの豊洲土産を買う場合はこの先のエスカレータで4階に上がると物販エリアになります。(写真は撮り忘れました)


こちらは魚屋の屋上にある緑地です。開場前に来たときは青々としていた芝生も枯れてしまい、ちょっと残念な光景になっていました。夏場の夕暮れがベストな感じですね。東京の街に沈む夕日と電気がつき始めた高層ビル群や東京タワー・レインボーブリッジ・・・最高のデートスポットではないでしょうか?


最後はいよいよ豊洲グルメです。ここは魚屋の3階の飲食店エリアです。どの店舗も、とても並ぶ気になれないほどの大混雑です。行列している人の大半は何の店に並んでいるのかわかってないような気がします。とにかく行列の短めな店に並び、何を食べるのかは選ぶ余裕がなさそうです。意外だったのが吉野家さんは行列は短めでした。回転が速いからでしょうか?さすがに「うまい!はやい!やすい!」ですね。
豊洲にはこの他に2カ所の飲食店エリアがあります。セリ場に向かう途中(管理施設棟)に中規模の飲食店エリアと、ヤッチャ場前に小規模のエリアがあります。
セリ場手前の中規模エリアは9時時点では並ばずに入れる店もありましたが、10時にはもう建物の外まで行列していました。


で、選んだのはヤッチャ場隣の小規模エリア。左(スマホでは上)の写真は9時前でお鮨屋さんは早朝から大行列でしたが、天ぷら屋さんとそば屋さんは行列なしでしたが、10時過ぎにはどこも行列しています(写真右・スマホでは下)。その中で比較的早く入れそうな おそば屋さんにしました。このお店は築地の時からお世話になっていました。変わらぬうまさでした。お薦めです。皆、豊洲に来たら海鮮を食べたいのでしょうが、覚悟が必要なようです。

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豊洲市場は日曜・祝日と特定の水曜日は休市日になります。休市日は飲食店も含めて休業になりますのでご注意下さい。

最後に魚屋の4階物販エリア「魚がし横丁」にあったパンフレットがとても良くまとまっていたので転載します。豊洲見学の参考になれば幸いです。

豊洲市場が開場しました

紆余曲折がありましたが、10/11に豊洲市場が開場しました。ニュースなどでご覧でしょうが、実際に買い出しに行った感想を記録します。


古い通行許可証を新しいものに張り替えて出発です。


昨夜からのニュースで渋滞を警戒して早めに出発しましたが、予想外に順調で豊洲まで30分で到着しました。豊洲はゲートが自動化されていてICタグがないと入場できないことになりました。しかも、このタグにはナンバーも登録されていて、タグの貸し借りは出来ないようになっています。ところが、当初は混乱が予想されるためか、ゲートは常時開放状態になっていました。
ここからが全く動かず、正門から駐車場までが20分もかかってしまいました。


引越もそこそこに開場になってしまったためか、雑然としていて皆さんいささか疲れた表情です。きっと皆さん不眠不休で今日のOPENに間に合わせたのだと思います。引越お疲れ様でした。
ニュースでも話題になっていましたが「場内の温度が高い!」と言われるのも、右の写真のようにオートシャッターが開放状態になっていたのが原因だと思います。初日の混乱で荷を間に合わせるための事だったのではないでしょうか。


仲卸の1階との間は直通のエレベータがあり、ほとんど待ち時間なく往復できます。4階の物販フロアは飲食店街(3階)と分かれたため、混雑もなく買い物しやすくなりました。駐車場も同じフロアにあり極めて良好です。個人的な感想では、慣れれば今までより快適に買い出しが出来そうな予感がします。
ただ、今現在は店の場所が頭の中に入っていないので早く慣れないといけませんが・・・
初日は慣れていないせいか、駐車場に入る車と出る車が互いに邪魔をしたのと、駐車場を申請していない車が路上駐車をして渋滞に拍車をかけていたのだと思います。


帰りは環2が暫定解放されていて月島まで快適に走れましたが、晴海通りは勝どき橋がボトルネックとなり渋滞しないルートを探す必要がありそうです。


そんなこんなで、豊洲市場の初日は無事に仕入れが出来ました。

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ここからはあまりニュースにならなかった2日目です。


昨日の渋滞が嘘のようで、市場の駐車場まで35分で着いてしまいました。市場関係者の適応力の高さなのでしょうか?マスコミの取材もほとんど無く、中継車の路上駐車もなかったことが影響しているのかもしれません。


市場内も初日より整理されてきて、みんなの顔も少し余裕が感じられます。室温もちょうど良くコールドチェーンが機能しだした感じがしました。


4階の物販エリアは初日はインタビューを撮るカメラがたくさんいましたが、2日目はこんな感じです。
駐車場は時間帯にもよりますが、初日・2日目ともに とても満車とは言いがたい感じでした。工夫次第でまだまだ収容力を上げられそうな気がしました。


初日の渋滞箇所も2日目にしてこの落ち着きようです。環2は上り方向の1車線のみを豊洲大橋を渡るまでの暫定解放ですが、築地まで走れればもっと快適に仕入れにこれそうです。

以上、現場からのお知らせでした。

ターレパレードを見に行きました

連日ニュースになっていますが、2018.10.11の豊洲新市場開場を目指して築地市場からの引越作業が進められています。そのターレの大移動を見てみたくなり行ってきました。


豊洲市場に朝5時に到着すると、想像よりは少ない人数でしたがベストポジションは人だかりが出来ていました。しかし、隣の金網でも十分見えるので撮影には問題なさそうです。早朝でもあり皆息を殺しているかのような静けさの中、ターレの到着を待っています。


5:15闇夜から1台の先導車に引率されるかのようにターレが2列縦隊になって到着です(光量不足でピンぼけになってしまい申し訳ありません)。マッカーサー道路(環状2号線)を使用するとターレのスピードでも15分で豊洲まで来られるのですね!

築地で見かけるターレはバタバタ走る印象でしたが、とても静かに到着です。豊洲市場はオール電動ターレ化されるので、エンジンターレは築地市場とともに役目を終わりました。はじめは「静かに近づいて危ねーっ!」とか「パワーが無ぇーんだよなっ!」とバカにされていた電動ターレが豊洲では主役になります。これも時代の流れです。



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7時になると今度はフォークリフト等が到着です。

おそらく生きている間には二度と見ることのない光景を脳裏に焼き付けて来ましたが、堂々とした行進は仲買人のプライドを感じました。

 

あと3日で引越を終えなくてはならず忙しいでしょうが、がんばって下さい。10/11に来ます!

豊洲市場に来てみましたPart2

9月某日(って昨日なんですけど)最初で最後の豊洲市場の合同習熟会が行われました。このところ所用が立て込んでいて参加するか直前まで悩んだのですか、前回の豊洲市場見学で溜まっていたモヤモヤを解決するのと、直前で茶屋の二次募集が通り実際の導線を確認したいので参加しました。あ、後「行かねー!」と言っていた我が家の3代目が前日になって「7時に出発すれば用事に間に合うから行ってみようかな・・・」と言う言葉が出て気が変わる前に決定したことはここだけの話です。

先ずは前回たどり着けなかった4階の駐車場です。前回の下見後、公開されている図面からイメージしていたので、スムーズにアクセスできました。

次にエレベーターで1階まで降りて、一番大事な仲卸の入るフロアに行きます。偶然にも、割り当てられた駐車枠のすぐそばのエレベーターで降りると、よく使う仲買さんの近くに出ました。その他のよく使う仲買さんの位置を確認しましたが、悪くない導線となりホッとしました。ただ、魚やターレが行き交う本番になると状況は一変するのでしょう???

 

次に大事なのは4階の物販フロアです。妻もの・海苔・お茶・鰹節・折箱・包丁・鍋・・・さまざま魚以外のものはこのフロアーで購入します。ここも、さっきのエレベーターの隣を使うとスムーズにアクセス出来ることを確認しました。店の配置もコンパクトで築地よりも良いかも!と思いましたが、コンパクトなので実際の人出を捌けるかは・・・後、某物販店の方が「物置が無くなっちゃうので・・」と困り顔でした。

そのまま、同じフロアに停まっている車に積み込む・・・前回は広さに圧倒されて、焦りを感じましたが、良く使う店舗が(偶然)近接して配置さていて、ちょっとホットしました。

今回参考にした案内図は2年前の引越直前に内密に配布されたものです。2年前に凍結されて本当に2年間凍っていたようです。逆に今回、引越1ヶ月前になっても案内図等の配布は一切ありません。そのぐらい情報が末端に降りてきません。

 

ここからは、前回見に行けなかったセリ場棟です。ここは仲卸棟とセリ場をつなぐターレ専用通路です。開場後に呑気に歩いているとターレのお兄さんに大変怒こられます。

 

ここはセリ場棟です。奥の上にあるガラスの向こうは観光客用の観覧スペースになるようです。感想は、とにかく広い!そして寒い!豊洲市場の魚の鮮度は築地に比べて格段に上がることを確認できました。

トラックをセリ場に横付けして、寒いぐらいに温度管理されたセリ場から直接結ばれた通路を使い仲買のもとに魚が運ばれ、同じ建物内に停めた小売店の車に雨に当たらず積み込まれる。これが東京都が描いた新市場です。嫌味ではなく理想が実現しそうだと思いました。

前回、駐車場問題をお知らせしました。幸運にも当店は茶屋の二次募集に通り、とりあえず駐車場問題を回避出来ましたが、大半の小売店は正門の通行許可を申請すれば、豊洲市場にマイカーで行けると思っているようです。残念ながら実際は、3階の時間貸しスペースの50台分弱だけのようです。あとは、セリ場棟に100台程度と千客万来施設(これからの整備予定)と近くはない場所になります。

それと、今回行って「ヤッパリ!」と思ったことが、アクセス、特に帰り道の交通集中です。東京都は築地閉市後2ヶ月を目処に環2(オリンピック道路、またはマッカーサー道路)を整備するとしていますが。逆に言うと暮れの繁忙期には間に合わない可能性(公共事業って遅れることが・・・)があります。現時点の豊洲市場へのアクセスは晴海通り1本しかないので、この道に集中します。ほとんどの人が参加していない今日の習熟会で左折渋滞となり、左車線に長蛇の列が出来ていました。

取りあえず、今日の習熟会の感想を順不同で書き連ねました。乱筆乱タイプ・乱文ご容赦ください。私は、豊洲市場に反対とも賛成とも思っていません。と言うより、決まって金をかけたら元を取りたいっと言う気持ちでしょうか?????(自分の税金ですから)

東京都のホームページ等も拝見しました。とても立派なコンセプトです。築地の問題点を改善したいという気持ちを感じました。今回の一連の騒動は、最初に立てたコンセプトが末端に行き渡らなかったことが全ての原因では?と思っています。であれば末端の仲卸や飲食店へのリサーチをもっと丁寧にしてから設計されたのでは無いかと思います(難しいことはわかりませんが)。

今回もだいぶ長くなったのでこの辺でおやすみなさい(陸前高田にて)

豊洲市場に駐車場が無いって本当ですか?

8月のお盆休み明けの某日、変な噂話が入ってきました。

『豊洲には駐車場がないってよ・・・?』
『豊洲の駐車場は全て茶屋が管理するから管理費が高騰するよ・・・?』
『そもそも、今からでは茶屋の管理している枠にも空きがないってよ・・・?』

もう豊洲移転まで日がないのに、今になってこの噂話は本当なの???
慌てて関係各所に連絡して、噂の真偽を確認したところ半分本当で半分はデマであることがわかってきました。

信頼できる情報を整理すると、駐車場を茶屋が管理するのは本当なようです。
築地でも『市場内に自由に駐めて良い駐車スペースは無い』というのが東京都の考えのようです。長い間に、他の車の邪魔にならないスペースを私達が勝手に使っていたようです。
長年 築地に車で通っていますが、今まで茶屋を利用したことはありませんでした。このグレイゾーンのスペースを利用していたようです。

と言うことは、豊洲では茶屋に申し込まないと買い出しが出来なくなるので、茶屋組合に話を聞くことにしました。築地にはいくつかの茶屋の団体があるので、その中の某団体の組合事務所に行ってみました。

 
組合事務所の看板を見つけましたが、どこから入ったら良いのかわかりません。そもそも長年通っていましたが、こんな所に事務所があったとは気がつきませんでした。
あたりをキョロキョロしていると、いつもの見慣れたミルクスタンドの脇に急な階段を発見しました。正直、昇っていくのが怖い階段です。

恐る恐る組合事務所の扉を開けると、親切な事務員さんがいてホッとしました。
色々と親身に話を聞いてくれて、今からだと二次募集を受け付けているのでおそらく大丈夫だと言ってもらえました。また、失礼だと思いつつ管理料の件も率直に聞くと、築地と同水準で良いとのことで安心し、申込書を提出してきました。料金の件はデマだったようです。

その後、6街区にも時間貸しの駐車場が若干確保されることになったようですが、精神衛生上も茶屋と契約した方が良さそうです。このような問題もあり、開場当初は混乱しそうな予感がします。

豊洲市場に行ってきました

平成30年10月11日に迫った豊洲市場のOPENですが、おそらくこのような機会は生きている間に二度と無いと思いますので、備忘録的に書き連ねていこうと思います。

まず第1弾ですが、豊洲新市場を見てきたメモです。9月より一般買い出し人(鮨屋や魚屋など築地で仕入れをしている人)は許可証があれば豊洲市場に入れるようになりました。そのため9月の某日、近所の飲食店のオヤジ3人で見てきました。
第一印象はとにかく広く、買い出しを今までのように効率良く回れるか不安な事と、築地市場に比べて格段に衛生的になったという事です。

これが豊洲新市場の概略図ですが、ゆりかもめの市場前駅を挟んで大きく3つの建物で構成されています。
青果棟(5街区) - 野菜・果物を取り扱う建屋です。あまり知られていませんが、築地にも「ヤッチャ場」と呼ばれる青果のセリ場があります。
水産卸売場棟(7街区) - いわゆるセリ場で魚介類のセリを行う建屋です。
水産仲卸売場棟(6街区) - 市場の一番中心となる仲買人が店舗を構え、我々が仕入れに行く建屋です。


セリ場と仲卸棟の間には広い道路で隔たれていますが、1階に両建屋をつなぐターレ専用の通路でつながっています(写真左)。
また、駐車場や物販店舗は3・4階になるためターレ専用のスロープが設置されています(写真右)。


6街区(仲卸棟)の1階の外で左右を撮った写真ですが広さがわかっていただけますでしょうか?


仲卸棟1階は文字通り仲卸が入ります。

 
仲卸棟3階は飲食店が入ります。ここの他に青果棟・管理 施設棟にも飲食店が入ります。エスカレーターも設置されていて、フードコートのようです。


仲卸棟4階は物販販売店が入ります。


4階の外に駐車場があります。


ゆりかもめの駅から仲卸棟に来ると3階に入り、観光客用の見学コースになっていて1階の仲卸を見下ろせるようになっています。
案内図を見ても2階の表記がなく、どうも仲卸の上が荷物を置ける倉庫になっていて、これが2階になるようです。


仲卸棟の屋上は遊歩道と屋上緑化の芝生になっていて、デートスポットに最高の眺めでした。


ゆりかもめの駅からは雨に濡れないで歩いてこれますが、かなり歩きます。


建物の間はかなり太い道で区切られています。


5街区(青果棟)まで足を伸ばしました。少し長くなりましたので、今回はこの辺で失礼します。

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