本当の名前は「エゾイシカゲ貝」と言い、茨城から北に生息します。天然物はほとんど収穫されず、市場には流通していません。
陸前高田で養殖が成功して、平成20年頃より築地に出回るようになり、「石垣貝」として流通するようになりました。仲買人によると、築地の人間が「イシカゲ」を「石垣」と聞き間違えたことで築地ではこう呼ばれているとのことです。
ところが、平成22年のチリ地震の津波・そして平成23年の北日本大震災の影響で壊滅的な被害を受け、養殖施設もろとも貝自体も全て流失してしまったそうです。
その後三陸の方々の努力により養殖施設が復興され、平成26年に出荷が再開されるようになりました。
貝類の仕入れが難しくなる時期に大変甘みがあって美味しい貝なので、当店でも平成20年頃より扱うようになりました。食べる復興支援として当店ではこれからも石垣貝を応援していこうと思っています。
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