八千代鮨

八千代鮨は昭和32年に創業しました 神楽坂本多横丁で頑固に江戸の味を守っています

TEL.03-3260-6389

〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-1

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旅行記

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東北一人旅 H30春 3日目 (H30.5.1)

本日もなぜか起きてしまったので、えぼし荘からの日の出でスタートです。
昨夜のグーグル先生との協議で今日の目的地は陸前高田です。

最初の経由地は「田老」です。「道の駅 たろう」は4月にオープンしたばかりの新しい施設です。
道の駅のすぐ近くに「震災遺構 たろう観光ホテル」があります。その近くには漁協の製氷貯氷施設があり、津波到達点プレートになっています。港を挟んだ向かいには、かつて万里の長城に喩えられた防潮堤の一部が震災遺構として残り、新たな防潮堤の整備が進んでいます。
毎回 田老を通ると訪問していますが、実際に見ると色々な思いが湧いてきます。なんと言っても陳腐になりますので、コメントは差し控えます。

大船渡では、少し寄り道して「不動滝」に立ち寄りました。なんとカーナビが案内してくれない観光地でした。しかも観光客を拒絶しているような場所でした。
その後、碁石岬に立ち寄り、大船渡温泉で休憩です。

「アバッセたかた」に立ち寄りました。昨年、嵩上げ地区の中心地にできた大型複合施設です。とてつもなく広大な範囲を嵩上げして中心部はほぼ完成していますが、まちづくりはまだこれからのようです。

色々な意見があると思いますが、莫大な国費を投入してこれだけ大規模な嵩上げ事業をした場所は他に無いと思います。海沿いを走ってきて見たのは、7年たった今でも多くの町は防潮堤の建設途中でした。ところが、陸前高田には海沿いの広大で安全な土地がすでに完成しています。また、地理的にも東北の大都市である仙台・盛岡のほぼ中央に位置していて、今後 商業・物流の拠点となる可能性を感じました。三陸自動車道の整備も進んでいて、広田湾は海運の拠点にもなりそうです。Amazon・コンビニ・宅配便等の物流拠点または、大企業の東北支社・・・折角造った土地です。有効に利用されて行かれることをお祈りいたします。

 

で、本日の目的地 毎度お世話になっている「鶴亀鮨」さんに到着しました。予約で忙しいため暖簾も出せず「準備中」のままなのに、次から次へと全国からお客様がご来店です。さすがです!オヤジさんの人柄ですね。「味と人情」の看板に偽りはありません。

お店のある仮設の「未来商店街」は、本来今年の1月で閉鎖される予定でしたが延長され、9月でほんとうに閉鎖されるそうです。しかし、融資などの事情により未だ嵩上げ地への移転の目途が立っていないのが現状なのだそうです。色々と考えさせられることの多い1日でした。

本日の走行距離:233Km

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2018年5月5日

東北一人旅 H30春 2日目 (H30.4.30)

2日目は大間崎の日の出からスタートです。なぜか目覚めてしまいました。

今回の帰路はなるべく高速道路を使わず、海沿いを南下していくこととしました。昨夜、グーグル先生と協議の結果、久慈を目指すことにしました。

 

まずは、日本三大霊山の一つ「恐山」。今日も青森県とは思えない暖かさでしたが、途中の山道には雪が残っていました。この日は特別な暖かさでったのでしょう。
次は、六ヶ所村原燃PRセンター。この手の施設はどこもPRする気が・・・
続いて、階上(はしかみ)海岸。青森県で一番早く朝日が昇る場所です。180度以上に太平洋が望めます。
お昼には知人の紹介で「磯料理 喜利屋」さんに立ち寄りました。注文したのは「ダイバー定食」と「いちご煮」。決め手は、名前から内容が想像つかないこと?大変美味しかったです。ごちそうさまでした!

 

久慈の駅前は改修工事中でした。
小袖海岸。皆さんご存じ「あまちゃん」の聖地ですが、時間が遅かった(午後4時半頃)せいか、観光客は一人もいませんでした。
今日の宿は「えぼし荘」にしました。太平洋を一望できる国民宿舎ということが決め手になりました。

本日の走行距離:267Km

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2018年5月5日

東北一人旅 H30春 1日目 (H30.4.29)

今年の東北一人旅は、GWに長期休暇をいただき、「大間」を目指すことにしました。
マグロの代名詞でもある大間には一度行ってみたかったのと、今まで青森県には足を踏み入れたことが無かったのが大きな理由です。

仕事が終わった後そのまま出発するか、翌日の朝ゆっくりと出発するのか・・・毎回悩むのですが、現在の道路情報と渋滞予測をチェックしたところ、今回は深夜に出発した方が良さそうであると判断しました。
後は体調と相談して「SAで仮眠を取れば良い!」という気持ちで北を目指します。

阿武隈PA
阿武隈PA → 前沢SA → 道の駅 おがわら湖 → 下北名産センター

出発前には石巻から久慈のあたりで1泊するつもりでいましたが、予想以上に順調に走れたので、大間で宿を取ることにして一路大間崎を目指します。


無事に昼過ぎに大間崎に到着しました。

本州の最北端にいることを忘れさせるほど穏やかで暖かい日でした。ただし朝晩は強い風が吹くことが多いそうです。上の海鳥が写っている写真の灯台がある島が「弁天島」と言いますが、その後ろにうっすらと函館が見えています。
隣の大間漁港に行くと、ほとんどがイカ釣り漁船でした。この時期はマグロ漁船はいないようです。


本日の宿は海峡荘新館です。ちなみに自分の部屋は「ぶりの間」でした。

夕食は宿名物のマグロを中心とした海鮮です。群馬から来たというバイクの一人旅の方と色々と話をしました。新潟港から日本海をフェリーで北上してきたそうです。「次回はフェリーも有りかな?」・・・などともう次回の計画を考えながら、お互いの旅の安全を願いつつお開きとなりました。

部屋に戻り、グーグル先生に明日の旅程を相談しながら早めの就寝です。

本日の走行距離:825Km

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2018年5月5日

三陸一人旅2017夏 まとめ

今回の旅は久慈と陸前高田をゆっくりと楽しんできました。今回で4年目で通算6回目となりましたが、今までの訪問も含めた雑感をまとめてみました。

★久慈(含む小袖海岸) 今回で5回訪問しました。
・初めて訪れたのは14年5月で、あまちゃん(13年4月~9月放映)ブームのすごさで小袖海岸は大混雑でした。もちろん私もあまちゃん目当てでした。

当然、全線開通した三陸鉄道 北リアス線も山手線並みの大混雑で、臨時列車の増発や通常1両編成で運行しているのを増設していました。

小袖海岸は震災の影響もあってマイカー規制されていて、バスで行きました。バスは土日休日は1日1往復のところ、30分に1本と大増発していました。

しかし駅前は拍子抜けするぐらい人影はまばらでした。
 

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・15年5月 2回目の訪問ですが、あまちゃんブームはまだ続いていました。
   
マイカー規制は解除されて小袖海岸まで車で行けるようになりました。3代目の海女センターも新設されて、観光の拠点になっていました。例の灯台は立ち入り禁止となっていました。

しかし駅前は相変わらずの状況です。東京だとブームに乗った屋台が出て観光客相手の商売をすると思いますが、東北人らしい慎ましさなのかブームに対する戸惑いさえ感じます。

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・16年5月 いきなりブームは去っていました。

・17年4月 状況は前回と変わりありませんが、そのおかげで16.5にはウニ弁当を、今回はウニ丼にありつけました。

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・17年8月 今回は初めて夏の訪問になったのでですが、ウニ漁の素潜り実演もあり 雨の降る寒い中でも、前回17年4月よりは小袖海岸の人出はありました。

ただし北リアス線は往復とも全員が座れる程度のお客さんでした。
(一部鉄道ファンの方は運転席後ろに立っていました)

久慈駅~小袖海岸行きのバスの臨時増便も終わってしまい小袖海岸のアクセスがなく、マイカー規制も解除されたので、三陸鉄道のメリットが無くなってしまったのも要因だと思いました。

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★陸前高田

・最初は15年5月に久慈から石巻に向かう途中、折角なので高速道を使わず海岸線を南下していたところ、奇妙な光景を見たのが切っ掛けでした。

町全体がセメント工場になったような巨大なコンベアーが張り巡らされていて、後に陸前高田だったことがわかりました。
このコンベアーは山を切り崩して、その土を嵩上げする場所まで運搬するためのものであったことを後に知りました。嵩上げする面積は広大な広さがあります。

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・次に訪れたのは、翌16年5月でした。久慈から石巻に向かう途中の休憩所で宿を探していたところ、たまたま陸前高田に空室がありお世話になることになりました。
巨大なベルトコンベアーはすべて撤去されていました。

その宿は素泊まりしか無く近くで食事ができるところを紹介してもらったところ、鶴亀鮨さんを含む数店舗を探してもらい向かいました。

鶴亀鮨さんのことはたまたまテレビで見ていましたが、違わぬ歓迎をされました。

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・次は今年の4月に東京から久慈に向かう途中に、たまたま陸前高田に宿を取ったのですが時間が合わず鶴亀鮨さんには立ち寄れませんでした。
(この時、宮古から北リアス線で久慈に向かう予定でしたが、時間に間に合わず乗れなかったのでした。そのため今回は宮古に宿を取りました。)

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・今回17年8月は宮古から帰宅の途中で、前回素通りしてしまった鶴亀鮨さんで昼食を取ろうとしたのが切っ掛けでした。
 

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震災後、三陸には3年前に初めて訪れたのですが、切っ掛けは鮨屋として以前から三陸の魚にはお世話になっており、自分の目で見てみたいという思いでした。

これまで三陸には6回しか訪問しておらず、車で通過するだけの場所の方が多いのですが、石巻~久慈間でも300Kmあります。
被災地域は福島県もありますが、いまだ立入禁止箇所が多く国道6号線で素通りするのが精一杯な状況です。
福島~岩手の海岸線は500Km以上に及びその間に無数の漁港や町があります。1つとして同じ町は無くそれぞれの事情は異なります。

震災から6年が経過して基礎となる工事は概ね終了したように見受けられます。それぞれの町によって復興の考え方は大きく異なります。
・石巻は巨大な防潮堤を築く。
・女川は逆に堤防を築かず海がどこからでも見えるようにして、住居は高台に移転する。
・陸前高田は嵩上げをして、そこに新しい町を築く。
また三陸道を高台に通して防災・復興の大動脈を確保する・・・やっと土台となる工事が各地で終わってきたのかなと思います。

しかし、これから復興の大事な事業が始まります。現在、仮設住宅や仮設商店街で生活してきた場所を、整備が終わった場所に再移転しなくてはならないのです。
それには精神的・身体的・経済的負担が大きいことは想像するにあまりあります。

少し話がずれますが、被災した建物等を震災遺構として残したことにも、今となっては正解だったのか?悩んでいるようです。
被災直後は心情的にも後世に語り継ぐために震災遺構として保存する気持ちは理解できます。
しかし時間がたち現実の生活を第一に考えられるようになると、極めて重い資産になっているようです。
自分も三陸を訪れる度に各地の震災遺構に手を合わせてきました。しかし面白半分に行くのは不謹慎に思い、次第に足が向かなくなった施設もあります。
観光客誘致には極めて難しい問題となることも考えられます。
不謹慎ですが、遺構のそばに大型駐車場や道路を整備し、土産物店や休憩場・防災知識の啓蒙施設・町の情報館・・・を作るぐらいしないと町のためにはなりません。
しかし震災遺構はあまりにも心情的に重たく、観光客誘致の起爆剤になるか疑問ではあります。
すべての遺構は崩壊を防ぐために補修工事も完了し、半永久的に津波の恐ろしさを留めていくことになると思います。今となっては物理的にも心情的にも整理できなくなっています。

そんな中で、陸前高田の「奇跡の一本松」は前向きな象徴でとても良いと思います。この松も手入れする人がいないので、当初10年しか保存しないことが決まっていましたが、町の人の働きかけで保存が延長されることになり、大変うれしいことだと思います。

三陸では多くの人から話を伺えました。そっとしていてほしい人も多くいると思いますが、話してみると「語りたいのかな?」と思うことも多々ありました。それぞれの被災経験を「誰かに聞いてもらいたい!」と思っている人もたくさんいるようです。メディアを通さない生の声は心に残りました。
初めは何気ない思いつきで始まった三陸一人旅ですが、目的を決めずに無計画で出発しても、タブレットとカーナビがあれば何処へでも行ける時代になりました。非効率なルートを通ることも多々ありますが、そこには様々な出会いがありました。逆に綿密な計画をしてイメージを持って出かけると裏切られることになり、こんなに続かなかったのかもしれません。
同情するのでは無く、三陸が楽しいから行く。これからも、たくさんの出会いを楽しみにしています。

とは言うものの、交代のドライバーがいた方が休憩やルート検索・話し相手等の面で良いと思いますよ。ちなみに私は録音したラジオ番組を聴きながらニヤニヤしていました。

三陸一人旅(最終日) イシカゲ貝 撮ったど~っ!

三陸一人旅(三日目) 陸前高田での再会

三陸一人旅(二日目) あまちゃんに会いに来ました

三陸一人旅(一日目) とにかく宮古まで (2017.8.13)

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2017年8月16日

三陸一人旅(最終日) イシカゲ貝 撮ったど~っ!

思わぬ展開で「イシカゲ貝」の生産者とお会いできることとなり、予定外の長期滞在となってしまいましたが、本日が本当に最終日となりました。
少し興奮していたのか 昨夜は寝付けず、早朝に約束なので貫徹に近い状態で朝を迎えてしまいました。

鶴亀鮨のご主人と予定の時間に港に行くと、生産組合の組合長の熊谷さんと息子さんが出港の準備をしていました。準備の忙しい中お話を伺えました。

すると今回お約束をしていた小泉さんの船が戻ってきました。入れ替わりに熊谷さんが収獲に向かいます。

家族総出で水揚げ作業です。

船から貝を降ろし~フルイで砂を落とす~選別~目方を量り小分けに袋詰め~1晩砂抜き
テキパキと作業していきます。1回で250Kg程度収獲され、1日で1.5トン程度出荷しているのことでした。
収獲してきた貝は黒いシミがついているのですが、砂抜きすると貝もキレイになるそうです。

小泉さんがイシカゲ貝を陸前高田に定着させた立役者です。

イシカゲ貝は収獲までに2年の歳月がかかるそうです。天然の稚貝をここで採取して養殖場所の海に吊し、何回か選別をしたりと大変手がかかるそうです。
養殖が定着するまでには試行錯誤の繰り返しだったとのことです。定着する以前には、赤貝やトリ貝など様々なものを試したそうですが、トリ貝の養殖を試した中に偶々入っていたイシカゲ貝の稚貝を試してみたのが切っ掛けになったとのことです。
ちなみに、築地では「石垣貝」で通っているこの貝を以前は陸前高田でも「イシガキ」や「白トリ貝」と呼んで色の悪いトリ貝として人気がなかったそうです。
確かに、築地では震災直後に代用品で韓国産の冷凍や天然物も入荷がありましたが、色も身も薄いので使いませんでした。

2014年から始めた三陸一人旅も今回で6回目となりましたが、今回は偶然の成り行きで大変実り多いものとなりました。
まだしばらく続きそうです。皆さん忙しいところありがとうございました。また伺いますが、遊んでください。

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2017年8月14日

三陸一人旅(三日目) 陸前高田での再会

今日は帰宅の日。名残惜しいですが海岸線を南下しながら、東京を目指します。途中、今まで訪れていた場所などにも立ち寄りながら、ゆっくり帰る予定です。

三陸道の整備もだいぶ進んできましたが、まだ部分開業です。三陸道の松島以北は無料で通れます。
でも、ナビは案内してくれないので標識だけが頼りです。
車からの眺めでの感想は、被災6年となり、復興が足踏みしているように思えました。
昨年との変化があまり感じ取れないのです。
この理由は後になって分かるのですが。

陸前高田に差し掛かるのはお昼過ぎだとナビ君が教えてくれたので、
昨年訪れた「鶴亀鮨」さんで昼食とする事とし向かいました。
鶴亀鮨さんに着くと暖簾が出てなく「休みか(>_<)」と思いました。
仕込み場の扉が開いていたので、挨拶だけと思い「お休みですか?」と声かけしたところ
「やってますよ!」の声がしました。
 

覚えているかな?と、恐る恐る入ると「あれ!神楽坂の八千代鮨さんだよね!」の声。
昨年1回しか来てないのになぜ?とうれしく思っていると「昨日、東京に電話したのに出なかったよね!」
と追い打ちをかける御言葉!!
続けて「雑誌に出てたでしょ!だから迷惑かなと思ったんだけど思い切って電話したんだよ」
(ちなみに、相手のセリフは東京弁に変換しています)

いっぺんに色々と話されて説明して頂いたのですが要約すると
某漫画誌に「イシカゲ貝」が出ているのを、ある北海道の人が見つけた
→その人が陸前高田の漁師に伝えた
→その漁師が鮨屋に来て大将に雑誌を見せた
→大将がそこに出ている東京の鮨屋は俺の友人だ!と言う
→じゃあ証拠を見せろと言うことで東京に電話した・・・というワケでした。
これも東京弁に翻訳していますが、大将の説明と一部相違があるかもしれません。

大将からは「イシカゲ貝」を宣伝してくれてありがとう!と言われてこちらが恐縮する次第でした。
いろいろと話をしていたところ、ヒョンな事からイシカゲ貝の生産者さんと連絡を取っていただき、明朝の水揚げを見せてもらえることになってなってしまいました。

なので、急きょ陸前高田にもう1泊する事になりました。ところが宿を探すもどこも満室か休業で困っていると、「うちに泊まっていけば?」との御言葉を頂き、厚かましくもお世話になることになりました。

左の写真は何とか鮫の心臓とか。鮮度も良く臭みがなく美味しく頂きました。
 

今年でこの仮説商店街の閉鎖が決定していて、この店も来年には、かさ上げした新しい商業地に移転する予定です。
しかし様々な理由で悩んでいるようです。

被災された市町村が復興を目指して計画をして工事を進めて来ましたが、6年が経過し事業が大詰めを向かえると現実が待ちかまえています。
金銭面でも既に大きな借金をしている上にまた借金をして返していけるのか?
そもそもお客さんや他の商店も戻ってくるのか?
自分の店だけが戻っただけでは商店街はできません。そもそもお客さんとなる住宅地にも戻ってくれないと商店の営業は成り立ちません。
被災地を見に来る観光客頼みでは永続的な経営は成り立ちません。・・・・・

これが先程感じた復興の足踏み感の一部なのかもしれないと思いました。

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2017年8月14日

三陸一人旅(二日目) あまちゃんに会いに来ました

今日は前回失敗してしまった、三陸鉄道 北リアス線の旅を行います。そのために昨日は遅くなったにも関わらず宮古に宿を取ったのでした。

昨日ガンバってもらった愛車にも、今日はしっかり休養を取ってもらうために駅前駐車場でしばしの別れです。
この駅前駐車場に入れて三陸鉄道を利用すると駐車場代が1日500円になるのも決め手になりました。
また三陸鉄道の北リアス線には土休日の一日乗車券があり、宮古~久慈間 通常3,700円が2,500円になります。

この日の運転手さんは若い女性でした。隣には指導教官なのでしょうか、年配の男性が座っていました。北リアス線はワンマン運転なので、停車すると運賃の受取も運転手さんが行います。

残念ながら雨のため景色は楽しめなかったのですが、1.5時間程で久慈に到着しました。

ここで困ったことに小袖海岸行きのバスが一日1往復しか無く、行きのバスには間に合うのですが、海女の実演を見ると帰りのバスが無いことがわかりました。
選択肢は
1.小袖海岸行きを諦め駅前をぶらぶらした後、宮古に引き返す。
ただし、帰りの電車は30分後で次はその2時間後になります。
2.小袖海岸に行き、海女の実演を諦め帰りのバスで戻ってくる。
3.小袖海岸に行き、海女の実演を見てタクシーで帰る・・・
悩んだ末「3」を選択し、バスの時間まで駅前を散策します。

そんなこんなで、小袖海岸に到着です。

ゆいちゃん?潮騒のメモリーズ?

いよいよ海女の実演です。こちらは、あきちゃんと夏ばっぱ

終わった後は、捕れたての販売です。満足して帰りました。

少し見辛いですが、帰りの電車はお座敷列車とすれ違いました。潮騒のメモリーズは海女の格好をしていました。

おまけですが、帰りの電車が空いていたので、ボックスシートを占拠していたところ、若い女性3人組と相席になってしまいました。もちろんお互い寝たふりしていたので、一線は越えていません。それと証拠写真もありません。

そんなワケで宮古に連泊となりました。

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2017年8月13日

三陸一人旅(一日目) とにかく宮古まで (2017.8.13)

前回は今年のGWに1泊2日の強行軍で不完全燃焼だったので、またも懲りずに三陸にやってきました。

今までの経験上、連休初日の深夜に出発すると大渋滞に巻き込まれるので、しっかり寝てから朝出発することに決めて、後はいつも通りのノープランの旅としました。
寝る前に渋滞情報をチェックすると東名道・中央道は渋滞が始まっているものの、東北道・常磐道はオールクリアなので、安心して就寝しました。

昨夜遅かったにも関わらず、6時に起きてしまい再度渋滞情報をチェックすると、東北道にも事故渋滞が始まっていたので常磐道ルートに決定し、ゆっくりと入浴&荷造りをしていると7時を回ってしまい、これが間違いでした!
みんな考えることは同じようで、今年の東北道・常磐道組は早朝発が多く渋滞が始まってしまいました。

途中のSAで初日の目的地を宮古に決定して、競走馬と一緒に渋滞に巻き込まれながら気ままな旅と思っていると、ドンドン渋滞が伸びてしかも渋滞の先には事故渋滞となってしまい、到着時間の見当が付かない状態になってしまい、宮古に到着したのは日付が替わりそうな時間となってしまいました。

今年は夜中に出発して仙台あたりで仮眠を取るのが正解だったようです。

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2017年8月13日

東北一人旅 1日目 (2016.5.1)

毎年の恒例になりつつある東北一人旅も今年で3回目になりました。
今回は、「陸前高田」「女川」「石巻」の復興スタイルが大きく違うと聞き、実際に自分の目で見て出来れば土地の人の話を聞きたいという思いで出発しました。
今年は4/30に店の片付けが終わり、寝て起きてから出発するつもりでしたが、毎回のことですが遠足に行く小学生のように寝付かれず、そのまま出発してしまいました。

午前1時に東京を出発して東北自動車道を北上し、安達太良SA・長者原SA(仮眠)・北上金ケ崎PA・岩手山SA(朝食)を経由して、午前11時頃小袖海岸に到着しました。

到着しての第一印象は「あまちゃんブームが終わってしまったのかな?」という思いでした。久慈から小袖海岸に行く道が拡幅工事中で、細い山道に迂回しなければならないのも一因になっているようですが、海女センターも寂しく観光客もまばらで土産物販売もほとんど無い状況でした。
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上の写真は2014.5.4(左)と2015.5.1(右)です。

海女センターの建物も2014には復旧していませんでしたが、まめぶ汁や土産物屋さんには長蛇の列が出来ていました。また、この頃はマイカー規制で小袖が浜にはバスで行きました。

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おかげで、3年目にして始めてうに弁当にありつけました。

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まだお昼過ぎなので少し南下して宿を取ろうと思い、陸前高田近辺で宿を探し「民宿343イン矢作」さんに予約が取れました。
ただ、GW中は食事が作れないとのことで、近くに飲食店があることを確認して向かいました。この宿は復興作業の方々が常宿にしているそうで、休日は帰省するので、食事の用意をしていないとのことでした。
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そして宿の方に仮設商店街「陸前高田未来商店街」まで送って頂き、陸前高田唯一の鮨屋「鶴亀鮨」さんに入りました。偶然入ったのですが、ここのお鮨屋さん以前「探検バクモン」で見たことがありました。
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そして人生初の「素魚の踊り食い」
意外と癖もなく・・・でも、噛まないと飲み込めないので・・・戴きました(^-^;
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最初に紙テープ攻撃を受け、いきなり感謝状を頂き、申し訳ありませんが「少々面倒な方かな?」という思いもしましたが、歓迎されて嫌な気持ちにはなりません。一瞬で懐に飛び込まれてしまいました。
IMG_3571-1IMG_3803

最後の写真が返信用の封筒に300円入っていて「帰ってから買った宝くじを送って欲しい」というものでした。自分のお金でなので自分で買っても同じなのに、クジの当たり外れよりも「陸前高田を忘れないで欲しい!」という思いからのアイデアでは無いかと思いました。

ここの親父さんは、アイデアマンでサービス精神が旺盛でした。色々な話を聞かせてもらいましたが(少し理解できない単語もありましたが)、折角来てくれたお客さんとの「縁」を大切につなげたいという思いを感じました。「頑張ってね」よりも「頑張ってるね!」と言って欲しい!実際に見に来て話を聞いて欲しいのだと思います。

たくさん頂いてタクシーを呼んで欲しいと伝えたところ、「俺が送っていくよ!」と。他にもお客さんがいるので「結構です」と言っても「良いから 良いから」と。お言葉に甘えて送ってもらいました。ごちそうさまでした。そして色々なお話をありがとうございました。頑張ってるね!

本日の走行距離 約850Km

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作成者:八千代鮨| コメント: 2件| 2016年5月4日

今年も東北に行ってきました (2016.5.1-3)

今回で3年目になりましたが、5/1(日)~3(火)に東北一人旅に行ってきました。
毎回ノープランで巡るのですが、今回は当初の目的地を「久慈」と「石巻」に定めて出発し、結果 以下の行程になりました。

1日目 東京~久慈~陸前高田(泊)
IMG_3537IMG_3579

2日目 陸前高田~女川~石巻(泊)
IMG_3621 IMG_3660

3日目 石巻~福島~東京
IMG_3711 IMG_3734

以下備忘録的に書き残します。

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作成者:八千代鮨| コメントはありません| 2016年5月4日

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    https://youtu.be/vneA2bjYZ8c
  • 【 新子の仕込み No.2 】

    https://youtu.be/b7h5OSt7Hsw
  • 【 ターレパレード 】

    https://youtu.be/ZAKo1e79gu4
  • 【いきな寄席-金明竹-】

    https://youtu.be/XrdIc9bRzU8
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