毎年の恒例になりつつある東北一人旅も今年で3回目になりました。
今回は、「陸前高田」「女川」「石巻」の復興スタイルが大きく違うと聞き、実際に自分の目で見て出来れば土地の人の話を聞きたいという思いで出発しました。
今年は4/30に店の片付けが終わり、寝て起きてから出発するつもりでしたが、毎回のことですが遠足に行く小学生のように寝付かれず、そのまま出発してしまいました。
午前1時に東京を出発して東北自動車道を北上し、安達太良SA・長者原SA(仮眠)・北上金ケ崎PA・岩手山SA(朝食)を経由して、午前11時頃小袖海岸に到着しました。
到着しての第一印象は「あまちゃんブームが終わってしまったのかな?」という思いでした。久慈から小袖海岸に行く道が拡幅工事中で、細い山道に迂回しなければならないのも一因になっているようですが、海女センターも寂しく観光客もまばらで土産物販売もほとんど無い状況でした。
上の写真は2014.5.4(左)と2015.5.1(右)です。
海女センターの建物も2014には復旧していませんでしたが、まめぶ汁や土産物屋さんには長蛇の列が出来ていました。また、この頃はマイカー規制で小袖が浜にはバスで行きました。
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まだお昼過ぎなので少し南下して宿を取ろうと思い、陸前高田近辺で宿を探し「民宿343イン矢作」さんに予約が取れました。
ただ、GW中は食事が作れないとのことで、近くに飲食店があることを確認して向かいました。この宿は復興作業の方々が常宿にしているそうで、休日は帰省するので、食事の用意をしていないとのことでした。
そして宿の方に仮設商店街「陸前高田未来商店街」まで送って頂き、陸前高田唯一の鮨屋「鶴亀鮨」さんに入りました。偶然入ったのですが、ここのお鮨屋さん以前「探検バクモン」で見たことがありました。
そして人生初の「素魚の踊り食い」
意外と癖もなく・・・でも、噛まないと飲み込めないので・・・戴きました(^-^;
最初に紙テープ攻撃を受け、いきなり感謝状を頂き、申し訳ありませんが「少々面倒な方かな?」という思いもしましたが、歓迎されて嫌な気持ちにはなりません。一瞬で懐に飛び込まれてしまいました。
最後の写真が返信用の封筒に300円入っていて「帰ってから買った宝くじを送って欲しい」というものでした。自分のお金でなので自分で買っても同じなのに、クジの当たり外れよりも「陸前高田を忘れないで欲しい!」という思いからのアイデアでは無いかと思いました。
ここの親父さんは、アイデアマンでサービス精神が旺盛でした。色々な話を聞かせてもらいましたが(少し理解できない単語もありましたが)、折角来てくれたお客さんとの「縁」を大切につなげたいという思いを感じました。「頑張ってね」よりも「頑張ってるね!」と言って欲しい!実際に見に来て話を聞いて欲しいのだと思います。
たくさん頂いてタクシーを呼んで欲しいと伝えたところ、「俺が送っていくよ!」と。他にもお客さんがいるので「結構です」と言っても「良いから 良いから」と。お言葉に甘えて送ってもらいました。ごちそうさまでした。そして色々なお話をありがとうございました。頑張ってるね!
本日の走行距離 約850Km
6月20日予約している飯田橋ライオンズクラブの根本二郎です。
私のクラブには、陸前高田で実家を流され、復興に全力で取り組んでいる大坂さんという方がいます。私も彼に誘われ何度も陸前高田に行きました。鶴亀鮨さんにも行きました。この記事を読み、すっかり八千代鮨さんのファンになりました。これからもよろしくお願い致します。