八千代鮨

八千代鮨は昭和32年に創業しました。神楽坂本多横丁で頑固に江戸の味を守っています。

TEL.03-3260-6389

〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-1

09月

陸前高田の「つるかめ鮨」さんが新装開店しました

陸前高田 嵩上げ地区の中心地に「つるかめ鮨」さんの本設店舗が開店したので、親父さんと息子さんに会いに行ってきました。
7年半の間に仮設店舗を2軒代わって、ようやくここに本設店舗を構えることになったそうです。場所は、嵩上げ地区の中核となる大型商業施設「アバッセたかた」のすぐ隣になります。

当日は予約のみの貸切営業でしたが、遠方より開店を祝うお客様がひっきりなしに来店して、仕込み場は戦場の様相を呈していました。呑気に飲んでいる状況ではなくチョットだけお手伝いをさせていただきました。

つるかめ鮨の皆さんお邪魔しました。お元気そうで何よりですが、くれぐれもご自愛下さい。

皆さん近くにお越しの際はぜひ遊びに来て下さい。

〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字大町50
☎0192-54-2998

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今回の目的はつるかめ鮨さんのお顔を見ることでしたが、三陸に来るとどうしても素通りができない場所が何カ所が有ります。

その1:広田湾のイシカゲ貝の生産者さん

 

ちょうど作業の最中で組合長の熊谷さんもいらっしゃいました。

貝の選別をしていると稚貝が出てきます。小さいうちからとても元気で、手の上にのせていると逃げようと暴れ出します。砂の中に潜っていないと落ち着かない習性とのことでした。ただ、好みの深さがあるようで、人が砂に埋めると窒息してしまうという何ともデリケートな面もあるようです。もともとここ広田湾に野生で生息しているそうで、底の砂をすくうとイシカゲ貝がいるそうです。
最初はトリ貝の養殖を目指していましたが、うまく育たず夏を越せなかったそうですが、その中から見慣れない小さな貝を発見して調べたところエゾイシカゲ貝の稚貝であることがわかり、この貝の養殖を手がけることになったのだそうです。もともと広田湾に生息しているので、環境が適していて現在に至ったということです。

養殖用のカゴにはにはビッシリとムール貝が住み着いています。「ムール貝も養殖するのですか?」と聞くと「こいつらは厄介者だ!」とのことでした。とても手のかかる貝で出荷しない時期も選別などの作業があり、年間で10ヶ月程度貝の世話をしているそうです。そして2年で出荷できる大きさに育つとのことでした。今年は10月中旬頃まで出荷する予定とのことです。

その2:石巻・女川

石巻の象徴的な看板のある場所です。

この一帯は公園として整備が進められていて、この看板の場所も来る度に場所が変わっています。
模型を見ると、この場所にはたくさんの家があったことが分かります。最初に来たときは、家などのがれきはキレイに片づいていて広大な空き地でしたが、足下を見ると家の基礎が残っていて、かつてここに家が建っていたことがわかりました。

 

旧大川小学校跡地です。

無残な校舎が津波の爪痕を残していますが、まわりは広大な空き地になっています。ところがここもジオラマを見ると、かつてはまわりには住宅が建ち並び賑やかな町で会ったことがわかります。現在の風景を見ると、河口からも4Km近くあり、こんな穏やかな川が町を飲み込むとは想像できません。

日和山公園です。

震災後3年目のゴールデンウィークに初めて訪れた場所です。この時にはがれきが片づいた後であったため、TV等で見ていた景色と違い拍子抜けするぐらいキレイな空き地が広がっていました。ところが公園の柵にある、かつての街並みの写真を見て衝撃を受けました。また、1人のおじいさんが観光客に震災当時の状況を語っていて、この時に津波の本当の怖さを教わりました。それまではニュース等で分かっているつもりでしたが、現地に来て被災された方の話を聞いて皮膚感覚で地震の怖さを理解したように感じました。これまでは,観光で被災地に訪れると『迷惑にならないかな?』という思いもあって、なかなか足が向かなかったのですが、この時『話を聞いてほしい被災者がいるのでは?』という思いがして、以後 三陸に来るようになったきっかけの場所でもあります。

女川です。

ここに初めて来たときは、ニュース映像で見たとおりにビルが横倒しになったままになっていました。実際の津波の怖さを初めて目の当たりにした場所になります。この町もまわりでは復旧工事が進められていますが、中心施設は早々にオープンしました。この町は高い防潮堤を作らず、海と共存することを選択しました。そのため、どこからでも海が見えるように設計されていて『いざとなったら高台に逃げる』という復興計画をした数少ない町です。

被災地を自動車で走ると据え付け型のカーナビは役に立たないことが多くあります。復興が進み頻繁に道路が付け替えられるためです。そのため、スマホのカーナビが活躍します。こちらは地図の更新が素早く新しい道もナビゲートしてくれるからです。ところが今回はスマホナビも役に立たない場所が複数ありました。車で走っていても、かつて無いほど、実際に作業している工事現場や作業用の車両も見ました。2020年に復興予算が打ち切られるという話も聞くので、作業が急ピッチになっているのかもしれません。大型商業施設も各地でオープンしています。

これからもアクセルを踏める間は三陸に行こうと思っています。

豊洲市場に来てみましたPart2

9月某日(って昨日なんですけど)最初で最後の豊洲市場の合同習熟会が行われました。このところ所用が立て込んでいて参加するか直前まで悩んだのですか、前回の豊洲市場見学で溜まっていたモヤモヤを解決するのと、直前で茶屋の二次募集が通り実際の導線を確認したいので参加しました。あ、後「行かねー!」と言っていた我が家の3代目が前日になって「7時に出発すれば用事に間に合うから行ってみようかな・・・」と言う言葉が出て気が変わる前に決定したことはここだけの話です。

先ずは前回たどり着けなかった4階の駐車場です。前回の下見後、公開されている図面からイメージしていたので、スムーズにアクセスできました。

次にエレベーターで1階まで降りて、一番大事な仲卸の入るフロアに行きます。偶然にも、割り当てられた駐車枠のすぐそばのエレベーターで降りると、よく使う仲買さんの近くに出ました。その他のよく使う仲買さんの位置を確認しましたが、悪くない導線となりホッとしました。ただ、魚やターレが行き交う本番になると状況は一変するのでしょう???

 

次に大事なのは4階の物販フロアです。妻もの・海苔・お茶・鰹節・折箱・包丁・鍋・・・さまざま魚以外のものはこのフロアーで購入します。ここも、さっきのエレベーターの隣を使うとスムーズにアクセス出来ることを確認しました。店の配置もコンパクトで築地よりも良いかも!と思いましたが、コンパクトなので実際の人出を捌けるかは・・・後、某物販店の方が「物置が無くなっちゃうので・・」と困り顔でした。

そのまま、同じフロアに停まっている車に積み込む・・・前回は広さに圧倒されて、焦りを感じましたが、良く使う店舗が(偶然)近接して配置さていて、ちょっとホットしました。

今回参考にした案内図は2年前の引越直前に内密に配布されたものです。2年前に凍結されて本当に2年間凍っていたようです。逆に今回、引越1ヶ月前になっても案内図等の配布は一切ありません。そのぐらい情報が末端に降りてきません。

 

ここからは、前回見に行けなかったセリ場棟です。ここは仲卸棟とセリ場をつなぐターレ専用通路です。開場後に呑気に歩いているとターレのお兄さんに大変怒こられます。

 

ここはセリ場棟です。奥の上にあるガラスの向こうは観光客用の観覧スペースになるようです。感想は、とにかく広い!そして寒い!豊洲市場の魚の鮮度は築地に比べて格段に上がることを確認できました。

トラックをセリ場に横付けして、寒いぐらいに温度管理されたセリ場から直接結ばれた通路を使い仲買のもとに魚が運ばれ、同じ建物内に停めた小売店の車に雨に当たらず積み込まれる。これが東京都が描いた新市場です。嫌味ではなく理想が実現しそうだと思いました。

前回、駐車場問題をお知らせしました。幸運にも当店は茶屋の二次募集に通り、とりあえず駐車場問題を回避出来ましたが、大半の小売店は正門の通行許可を申請すれば、豊洲市場にマイカーで行けると思っているようです。残念ながら実際は、3階の時間貸しスペースの50台分弱だけのようです。あとは、セリ場棟に100台程度と千客万来施設(これからの整備予定)と近くはない場所になります。

それと、今回行って「ヤッパリ!」と思ったことが、アクセス、特に帰り道の交通集中です。東京都は築地閉市後2ヶ月を目処に環2(オリンピック道路、またはマッカーサー道路)を整備するとしていますが。逆に言うと暮れの繁忙期には間に合わない可能性(公共事業って遅れることが・・・)があります。現時点の豊洲市場へのアクセスは晴海通り1本しかないので、この道に集中します。ほとんどの人が参加していない今日の習熟会で左折渋滞となり、左車線に長蛇の列が出来ていました。

取りあえず、今日の習熟会の感想を順不同で書き連ねました。乱筆乱タイプ・乱文ご容赦ください。私は、豊洲市場に反対とも賛成とも思っていません。と言うより、決まって金をかけたら元を取りたいっと言う気持ちでしょうか?????(自分の税金ですから)

東京都のホームページ等も拝見しました。とても立派なコンセプトです。築地の問題点を改善したいという気持ちを感じました。今回の一連の騒動は、最初に立てたコンセプトが末端に行き渡らなかったことが全ての原因では?と思っています。であれば末端の仲卸や飲食店へのリサーチをもっと丁寧にしてから設計されたのでは無いかと思います(難しいことはわかりませんが)。

今回もだいぶ長くなったのでこの辺でおやすみなさい(陸前高田にて)

豊洲市場に駐車場が無いって本当ですか?

8月のお盆休み明けの某日、変な噂話が入ってきました。

『豊洲には駐車場がないってよ・・・?』
『豊洲の駐車場は全て茶屋が管理するから管理費が高騰するよ・・・?』
『そもそも、今からでは茶屋の管理している枠にも空きがないってよ・・・?』

もう豊洲移転まで日がないのに、今になってこの噂話は本当なの???
慌てて関係各所に連絡して、噂の真偽を確認したところ半分本当で半分はデマであることがわかってきました。

信頼できる情報を整理すると、駐車場を茶屋が管理するのは本当なようです。
築地でも『市場内に自由に駐めて良い駐車スペースは無い』というのが東京都の考えのようです。長い間に、他の車の邪魔にならないスペースを私達が勝手に使っていたようです。
長年 築地に車で通っていますが、今まで茶屋を利用したことはありませんでした。このグレイゾーンのスペースを利用していたようです。

と言うことは、豊洲では茶屋に申し込まないと買い出しが出来なくなるので、茶屋組合に話を聞くことにしました。築地にはいくつかの茶屋の団体があるので、その中の某団体の組合事務所に行ってみました。

 
組合事務所の看板を見つけましたが、どこから入ったら良いのかわかりません。そもそも長年通っていましたが、こんな所に事務所があったとは気がつきませんでした。
あたりをキョロキョロしていると、いつもの見慣れたミルクスタンドの脇に急な階段を発見しました。正直、昇っていくのが怖い階段です。

恐る恐る組合事務所の扉を開けると、親切な事務員さんがいてホッとしました。
色々と親身に話を聞いてくれて、今からだと二次募集を受け付けているのでおそらく大丈夫だと言ってもらえました。また、失礼だと思いつつ管理料の件も率直に聞くと、築地と同水準で良いとのことで安心し、申込書を提出してきました。料金の件はデマだったようです。

その後、6街区にも時間貸しの駐車場が若干確保されることになったようですが、精神衛生上も茶屋と契約した方が良さそうです。このような問題もあり、開場当初は混乱しそうな予感がします。

豊洲市場に行ってきました

平成30年10月11日に迫った豊洲市場のOPENですが、おそらくこのような機会は生きている間に二度と無いと思いますので、備忘録的に書き連ねていこうと思います。

まず第1弾ですが、豊洲新市場を見てきたメモです。9月より一般買い出し人(鮨屋や魚屋など築地で仕入れをしている人)は許可証があれば豊洲市場に入れるようになりました。そのため9月の某日、近所の飲食店のオヤジ3人で見てきました。
第一印象はとにかく広く、買い出しを今までのように効率良く回れるか不安な事と、築地市場に比べて格段に衛生的になったという事です。

これが豊洲新市場の概略図ですが、ゆりかもめの市場前駅を挟んで大きく3つの建物で構成されています。
青果棟(5街区) - 野菜・果物を取り扱う建屋です。あまり知られていませんが、築地にも「ヤッチャ場」と呼ばれる青果のセリ場があります。
水産卸売場棟(7街区) - いわゆるセリ場で魚介類のセリを行う建屋です。
水産仲卸売場棟(6街区) - 市場の一番中心となる仲買人が店舗を構え、我々が仕入れに行く建屋です。


セリ場と仲卸棟の間には広い道路で隔たれていますが、1階に両建屋をつなぐターレ専用の通路でつながっています(写真左)。
また、駐車場や物販店舗は3・4階になるためターレ専用のスロープが設置されています(写真右)。


6街区(仲卸棟)の1階の外で左右を撮った写真ですが広さがわかっていただけますでしょうか?


仲卸棟1階は文字通り仲卸が入ります。

 
仲卸棟3階は飲食店が入ります。ここの他に青果棟・管理 施設棟にも飲食店が入ります。エスカレーターも設置されていて、フードコートのようです。


仲卸棟4階は物販販売店が入ります。


4階の外に駐車場があります。


ゆりかもめの駅から仲卸棟に来ると3階に入り、観光客用の見学コースになっていて1階の仲卸を見下ろせるようになっています。
案内図を見ても2階の表記がなく、どうも仲卸の上が荷物を置ける倉庫になっていて、これが2階になるようです。


仲卸棟の屋上は遊歩道と屋上緑化の芝生になっていて、デートスポットに最高の眺めでした。


ゆりかもめの駅からは雨に濡れないで歩いてこれますが、かなり歩きます。


建物の間はかなり太い道で区切られています。


5街区(青果棟)まで足を伸ばしました。少し長くなりましたので、今回はこの辺で失礼します。

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